果物の缶詰の表示を見ていると『シラップ漬け』と書かれているものを目にします。
『シラップ漬け』って「シロップ漬け」とは違うものなのでしょうか?
この記事では、『シラップ漬け』について調査します。
- 『シラップ漬け』と「シロップ漬け」の違い
- 『シラップ漬け』は飲むと体に悪いのか?
- 『シラップ漬け』の成分、カロリーや糖分
- 『シラップ漬け』の有効活用方法
『シラップ漬け』と「シロップ漬け」の違い
みかんや桃の缶詰を開けてみると中に透明な液体が入っている事をご存知ですか?
舐めてみると「あま~い液体」なのですが、みなさんはこの液体にの事を『シラップ漬け』と呼びますか?それとも『シロップ漬け』と呼んでいますか?
『シラップ漬け』と『シロップ漬け』の違いって何なのでしょうね?
実はこれ…。単に読み方の違いだけなんだそうです。
- シラップ・・・syrup(英語)
- シロップ・・・siroop(オランダ語)
単純にこれだけなんだそうです。
ちなみに「JAS規格」では『シラップ(syrup)』と呼んでいるそうです。
『シラップ漬け』は飲むと体に悪いのか?
果物の缶詰の中には必ず『シラップ』が入っています。
これは中の果物の品質を保つために必要で、缶詰内の酸化防止や腐敗防止のためと言われています。
ですから『シラップ』は高い液糖を使用しています。
『シラップ』には4種類あり、
- エキストラライトシラップ:糖度10%以上14%未満
- ライトシラップ:糖度14%以上18%未満
- ヘビーシラップ:糖度18%以上22%未満
- エキストラヘビーシラップ:糖度22%以上
果物の缶詰の中には主にエキストラライトシラップかライトシラップが入っています。
それでも糖度10%以上、18%未満と考えるとすごく甘いですよね。
缶詰の果物と一緒に『シラップ』を飲む方が多いと思いますが、そのまま飲んで糖分を取りすぎるのも良くありません。
- 肥満
- 糖尿病
- 血管を収縮させる為、脳卒中や脳梗塞
- コレステロール値の上昇
- 糖依存症
こんな病気や症状を発症してしまいます。
『シラップ漬け』の成分、カロリーや糖分
缶詰の中に入っている『シラップの成分』を調べてみると、
- ブドウ糖果糖液糖
- ガラクトオリゴ糖
- クエン酸
- 香料
- 人口甘味料
などが含まれています。
また、カロリーですが・・・100gあたりのカロリーが63kcalと言われており、砂糖で考えると「大さじ1.5杯分(約15g)」に相当します。
糖分に関しても先ほどお伝えしたように高い糖分です。
- エキストラライトシラップ:糖度10%以上14%未満
- ライトシラップ:糖度14%以上18%未満
『シラップ漬け』の有効活用方法
糖分が高いと分かっていても、そのまま「捨てる」にはもったいないですよね。
では、『余ったシラップ』はどのような有効活用が出来るのでしょうか?
ミックスジュース・シャーベット
バナナやリンゴ・イチゴなどをミキサーに入れ余った『シラップ』と牛乳を入れて混ぜるとミックスジュースが完成します。
ミックスジュースを凍らせれば「シャーベット」の完成です。
ホットケーキ
ホットケーキは通常、「ホットケーキの粉」と「牛乳」を混ぜて、生地を作りますが、牛乳を普段より少なく入れて代わりに『シラップ』を入れて焼くと、うっすらフルーツ味のホットケーキが完成します。
はちみつやバターを付けずにそのままでも美味しく食べられます。
ゼリー
寒天やゼラチンに沸騰した牛乳と『シラップ』を入れて良くかき混ぜます。
ゼリー用の容器に入れて、常温で熱を冷まします。
ある程度、熱が取れたらゼリー液を加え、冷蔵庫で固めたら完成です。
シラップ漬けとシロップ漬けの違い!飲むと体に悪い?まとめ
『シラップ漬け』と『シロップ漬け』の違いは読み方の違い!
- シラップ・・・syrup(英語)
- シロップ・・・siroop(オランダ語)
『シラップ』はそのまま飲むと糖分を取りすぎるので良くありません。
『余ったシラップ』はアレンジして利用しましょう。