春に近づくと潮干狩りの季節になりますね。
貝類でメジャーなのが『あさり』ですね。
『あさり』は味噌汁や酒蒸し、パスタとして食べる事が多いと思いますが、気になるのは『砂』
しっかり『砂抜き』していないと口の中で「ガリっ」と音がして、食欲が一気に覚めてしまいます。
『あさりの砂抜き』は簡単そうで完璧に砂を抜くのは非常に困難です。
『あさり』をボールに入れて水に浸して、一晩置いておけば大丈夫と思っていませんか?
それは大きな間違いです!正しい『砂抜き』を理解しなければ「あさり」は死ぬんです!
今回は
- あさりは一晩、砂抜きをすると死ぬのか?
- 砂抜きの状態で放置すると強烈な臭いが襲ってきます
- あさりの砂抜きに適しているのは常温?冷蔵?正しい保存方法
- 正しいあさりの砂抜き方法
- あさりは死んだら食べれない?その見分け方
「あさりの砂抜き」に関して書いていきます。
あさりは一晩、砂抜きをすると死ぬのか?
晩ごはんのあさりを砂抜き中。
これから旬ですが、あさり的には複雑だろうなぁ… pic.twitter.com/oVawaetIam— みうら996671 (@U_miura03) February 7, 2022
結論から言うと
『あさりを一晩、砂抜き(水に浸しても)しても死にません』
正確に言えば、正しい水量で一晩砂抜きしても死なないって事です。
注意していただきたいのは、スーパーで買ってきたあさりと潮干狩りでゲットしたあさりでは砂抜きの時間が変わってくるという事です。
- スーパーで買ったあさりの砂抜き時間⇒4時間程度
- 潮干狩りでゲットしたあさりの砂抜き時間⇒6時間程度or一晩つけておく
この時間を守ればほとんど「あさりの中の砂」を取り除くことが出来ます。
砂抜きの状態で放置すると強烈な臭いが襲ってきます
経験がある方もいると思いますが、あさりから強烈な「硫黄のような」臭いを感じる時があります。
そのあさりから放たれる強烈な臭いは決して、「砂抜き」を放置しているからではありません。
強烈な臭いを発する時、あさりはすでに「死んでます」
これは、あさりを一晩、「砂抜き」したからではなく、元々死んでいたか、すでに弱っているあさりを購入した可能性があります。
勘違いしやすいのが、あさりを一晩、水に浸し「砂抜き」すると翌朝、あさりが「白い管」を出して動かない状態が見られます。
それを見て、「死んでしまった」と勘違いしてしまう人がいますが、あさりが「死んだ」かどうか確認するならば
- 一度水を捨てて容器ごと振って「あさりの動き」を確認する
- 手であさりをかき混ぜ「あさりの動き」を確認する
このどちらかを試してみてください。
あさりが死んでいなければ、びっくりして「白い管」を引っ込めます。
あさりの砂抜きに適しているのは常温?冷蔵?正しい保存方法
半額のあさりと目があってしまい買っちった。今砂抜きしてるんだけど、ボウルの中でプクプクしてて可愛い。これ生きてるー!って小学生みたいな感想が出てきましたw pic.twitter.com/lt0SO8GxR3
— らぎゅ (@ysraacy890) February 7, 2022
あさりの砂抜きに適しているのは常温でしょうか?それとも冷蔵庫の中でしょうか?
結論はどちらでも問題ありませんが季節に応じて変える必要があります。
常温保存の場合
- 夏場は注意!水温が20℃以上になってしまうとあさりの動きが弱り死んでしまいます。
冷蔵庫保存の場合
- あさりが冬眠時期と勘違いし、活動が遅くなるために「砂抜き時間」も1.5倍~2倍の時間がかかります。
あさりが一番活動しやすい温度は15℃~20℃と言われています。
あさりの「砂抜き」でここまで温度管理をする必要はありませんが、熱すぎず冷たすぎずには注意してください。
正しいあさりの砂抜き方法
あさりの砂抜き中
うねうねしながらピュッて飛ばすの可愛くてずっと見てる
あさりちゃん可愛い! pic.twitter.com/BlW1Iyp2S7— むに (@m_u_n_i__n) May 19, 2023
あさりの「砂抜き」が終了した後の保存方法は冷蔵庫か冷凍庫で保存するのがおススメです。
冷蔵庫保存の場合(2日~3日の保存はこれでOK)
- 塩水なしで7℃~10℃の野菜室に保存
- 乾燥を避ける為、新聞紙を濡らして包んでおく
冷凍庫保存の場合(半年程度は保存できます)
- こちらは下処理の必要なく、そのままジップロックなどで冷凍保存すればOKです。
常温保存の場合
- エアコン(冷房)の効いた部屋であれば常温保存でも問題ありません。室温は20℃を目安にしてください。
- 常温で保存する場合はその日の内に食べましょう
あさりは死んだら食べれない?
おはあさり(子の潮干狩りの戦利品) pic.twitter.com/FIMdqfnohV
— せこなお (@sekonao) May 28, 2021
あさりは死んだら食べられない?…答えはYes!食べられません。
ついさっきまで生きていたのを確認できれば、それは食べても問題ありませんが、あさりを食べる時って1個や2個単位じゃないですよね?
おそらく10~20単位であさりを調理すると思いますが、その全部がついさっきまで生きていたとは中々、確信が持てません。
ひょっとしたら、この中の何個かは購入した時から死んでいた可能性もあります。
いつ死んだか分からない「あさり」を調理して食べる事は『食中毒』になりかねませんので絶対に食べないようにして下さい。
あさりの砂抜きは一晩で死ぬ!放置しすぎると強烈な臭いが!まとめ
- 『あさりを一晩、砂抜き(水に浸しても)しても死にません』
- スーパーで買ったあさりの砂抜き時間⇒4時間程度
- 潮干狩りでゲットしたあさりの砂抜き時間⇒6時間程度or一晩つけておく
- 強烈な臭いを発する時、あさりはすでに「死んでます」
- 一度水を捨てて容器ごと振って「あさりの動き」を確認する
- 手であさりをかき混ぜ「あさりの動き」を確認する
常温保存の場合
- 夏場は注意!水温が20℃以上になってしまうとあさりの動きが弱り死んでしまいます。
冷蔵庫保存の場合
- あさりが冬眠時期と勘違いし、活動が遅くなるために「砂抜き時間」も1.5倍~2倍の時間がかかります。